佐古歯科 上野御徒町の歯医者

佐古歯科のブログ

「歯周病」と「認知症」の切っても切れない関係

「歯周病」と「認知症」の切っても切れない関係  歯ぐきの炎症や失った歯の放置は禁物だ

http://toyokeizai.net/articles/-/121713

高齢者の4人に1人が認知症か、認知症予備軍
【日本と米国では「歯周病」のとらえ方が違う】
森永 宏喜 先生の執筆です。是非、ご覧下さい

米国では、循環器系の疾患が日本以上に多いのが現状ですが、循環器疾患と歯周病が深くかかわっているというのは常識となっています。
そのため、医師たちは歯周病を非常に重視しています。

残念ながら「この認識」は日本ではまだまだ十分ではありません。

認知症の親を介護するために会社を休んだり、辞めたりする人が今後、ますます増えていくと、日本経済にとっても大きな問題です。

歯周病は、重症化しないかぎり強い症状はありません。

自覚症状が少なく、中等度までは自分でみつけるのが難しい病気です。

歯周病の原因は「細菌感染」ですが、その原因菌はクチの中だけでなく全身に拡散して悪さをしています。たとえばADのヒトの脳から高頻度で検出されたり、大腸がんの病巣から発見されたりしています。

厚労省の調査では、50歳代後半から60歳代前半にかけて歯周病を持つ人の割合は「8割」を超えていますし、若い世代でも歯周病になっている人は少なくありません。

日本人の多くに歯周病による「小さな炎症」が相当な長期間続いている可能性があり、それが認知症を悪化させているおそれがあることになります。