清水 淳一
【 全部 良心のボタンの 掛け違いなんだよね 】
飛行機も車も銃も、ダイナマイトも原子力も、農薬も薬も。
みんな誰かの良心から始まった。
そして良心が集まって、誰かの夢となり、希望となった。
でも、いつの日か戦争に使われ、良心は人を殺した。
良心は結果として、悪意になった。
--それは一体どうしてだろう?
先日こんなことがあった。
過日、ビジネスホテルに泊まりに行った。
そのホテルのフロントの女の人の脇には数本のレッドブルの空き缶があった。
僕は彼女の身体を心配した。この大量の砂糖で身体を蝕まれないかを。
でもそれと同時にこう思った。
彼女は過酷な仕事を頑張る象徴で飲んでいるのだろう。
それは彼女の良心なのだ。
僕の良心は「砂糖の害」を心配すること。
彼女の良心は「仕事をやりきる」こと。
どれも大本は良心なのだ。
でも、結果も家庭も全く違う。何故だろう?
それは「どこに向かっているか」の違いなのだ。
飛行機も車も銃も、ダイナマイトも原子力も、農薬も薬も。
みんな開発者達はそれで人を幸せに出来ると信じている。
でもその向かった先が、結果として間違っていたこともあった。
開発者の良心と、僕たちの良心が噛み合ない時、それは『良心のボタン』を掛け違っているときだ。
良心のボタンの掛け違いは、良心であるが故に複雑で、良心であるが故に困難である。
だから僕たちは。
彼・彼女の良心を視抜こう。そしてそれを認め、褒めよう。
『良心とは何か』を話し合おう。そして真実を探ろう。
それが出来たら、どうしたら手を取り合えるかを話し合おう。
お互いの良心を認め、『良心のボタン』の掛け違いを一つ一つほぐして、かけ直していこう。
否定はいがみ合いを生み、行き着く果ては戦争を生む。
だからまずは認め合うことから始めて、そこから結果について考えよう。
今日も世界が平和でありますように^^